CPDはContinuing Professional Developmentの略称です。日本語に直すと「継続的能力開発」となります。

ISOの審査員資格を取得するためには、学歴や職歴と共に審査員研修コースの合格といった要件が決められていますが、資格取得自体はそれほど難関なものはありません。

そして資格自体は3種類のレベル分けがなされており、エントリー資格が「審査員補」、経験を積むと「審査員」、そして更に経験を積んで、一定の役割を果たせる状況となると「主任審査員」という資格に昇格することができます。主任審査員資格がないと、組織の審査を単独で行うことができません。

そしてISOの審査は、組織運営の仕組みを審査することが主眼とは言え、世の中の最新動向への目配りも常に必要ですし、資格取得後の自己研鑽も非常に大事です。一度資格を取得したことによって、ずっと審査業務ができる、というわけではなく、資格自体は3年間の有効期限がある中で、登録料の支払い以外に、原則毎年能力向上のための学習をしたことを証明しなければ資格の維持ができない枠組みが、国際的なルールに基づいて存在します。

毎年の継続的な学習は資格のレベルによって異なりますが、主任審査員は年間15時間以上、審査員補は年間5時間以上、というような形で各要員認証機関が基準を定めています。

学習方法については、資格保有者に自由度が多く与えられており、専門機関による学習だけでなく、自学自習による方法でもCPD対応が可能です。

研修機関としての関わりでは、登録コースというものがあります。

JRCA登録コースは、以下のページで説明があります。
https://www.jsa.or.jp/jrca/jrca_kensyu_kensyu-4/

登録コースに参加した場合は、当該コースの修了証を資格維持の申請書類を提出する際に添付することで資格維持が認められます。

一方、自学自習の場合は、自分自身で力量強化が必要と考えるポイントを見い出し、その部分に関して、どのような方法で学習し、どのような成果を得たかをレポートとしてまとめ上げ提出し、その内容についての評価判定を受けることになります。

テクノファでは、各分野でのISO審査員CPD登録コースを開催しています。詳しくは以下のページから各コースのご案内をご参照ください。