●ISO内部監査に向けて改めて業務運営基本マニュアルを読んでみました(その2)

私、営業部の鈴木一郎です。
営業部に来て半年、ついにISO内部監査での監査を受けるというお役目を頂戴することになり、急遽強制的に受けさせられた(???)部長の特別講義で宿題を言い渡され、その宿題であるわが社の業務運営基本マニュアルをちゃんと読みました。
その報告を部長に行ったところ、嫌みな部長の罠にはまってしまい、
「(部長から)ところで、営業部の業務手順書は読み返したよね」
「えっつ、業務手順書ですか?」
「おいおい、まさか・・・鈴木君、マニュアル読んだだけで肝心のウチの部の手順書をよんでいないのかい・・・」
「・・・」

と嫌なところを突っ込まれたところまでを前回お伝えしました。
今思い返しても悔しいですが、その顛末の続きです。

「全く君は・・・。もう少し頭を使いなさい。確かに業務運営基本マニュアルを読んでおくように、としか私は言っていないが、そのマニュアルからつながる大事な2次文書にまで目を通しておくことは当然じゃないか」
「はい、すみません。今度時間あるときに読もうとは思ったのですが・・・」
「まさか・・・、手順書まで読んでおくように、と私が言わなかったから読んでない、なんてことはないよなあ・・・?」
「あっ・・・、いえ、そんなことはありません。その日はマニュアル読んだだけで結構へとへとになってしまったのでまた別の日に読もうと思って、ちょっと今日まで仕事のことばかりをずっと考えていたものですから・・・」
「ふんん・・・、まあそのように理解しておきましょう」
「ありがとうございます」
「じゃあ、業務手順書に関する確認、勉強会はいつするかい?」
「えっ、そこまでやるんですか」
「ほう、いらないかな。なかなかあの手順書は手ごわいと思うので、ついつい余計なことを言ってしまったかな。まあいいだろう。質問があったらすぐ言ってくるようしなさい。いいかな」
「はい、わかりました」

そしてその翌日朝、部長が私のところに寄って来て、
「今日は11時から30分な時間空けられるけど、その必要あるかな」
と言ってくるのです。思わず私は
「えっ、何かありましたっけ?」
と答えてしまいました。そうしたらより一層厭味ったらしいニタニタ顔で、
「あれっ、手順書の内容に関して質問があるのだろうと思ってわざわざ来たんだけどね・・・」
「えっ、部長、だってあれ、昨日話したばかりのことですよね」
「そう、昨日の午前中の話だったんだけどね。昨日の夜じゃなかったよね・・・」
と言ってくるのですよ。どう思います。こっちはあの話の後、営業に飛び回って、その日の営業日報もしっかり出して、今日の行動計画の確認をして、という状況で、結局また残業。何とか8時前には会社を出ることできましたけど、営業部に異動になってから本当に定時に帰ることができる日なんて数えるくらいしかないんですから。
 とにかく部長にいちいち言われたんじゃかないませんから、その日はまた残業して手順書に目を通し、よく解らない部分が3か所出てきたので、それをさらにその翌日に部長に確認したら、部長がドヤ顔で、
「ほらな、読んでみるとやはりわからない部分出てくるだろ。これが内部監査を受けるにあたっては重要な準備プロセスなんだなあ」
て言ってくるわけです。まあ、確かにそうかなと思うところもあるので、その時は何も反論しませんでしたが、あんなに慌てて残業までして読まなければいけなかったのかは今でもよく解りません。まあ、もう過ぎたことなのでぐたぐた言っていても仕方ないので、やめにしますが、スピード、スピードって本当に部長は何でも早ければいい、と思っているんじゃないかというほど、いつもスピードって言っていてうるさいくらいなんです。
あっつ、すみません、相当に今日は愚痴が多くなってしまいましたね。
ごめんなさい。
次回はもう少しまともなことをご報告できるように頑張りますので、また次回もこの投稿記事、読みに来てもらえると嬉しいです。

(次回に続けます)