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本シリーズ「内部監査の実践」では、A社のB事業本部のQMSをISO9001:2015に沿って、具体的にどのように監査するかを、実例を中心に説明したいと思います。
その際、内部監査とマネジメントレビューに関する質問100選2019.11.1」
(https://www.technofer.co.jp/iso/mr-qa100-01/)、及び
「ISO 19011に準拠した内部監査に関する質問50選」を随時参考にしていきます。
(https://www.technofer.co.jp/iso/hirabayashi-room/)
品質マニュアルは従業員全員が知っているべき文書ですが、実際は品質マニュアルを使う場面が来ないと読まないのが現実だと思います。内部監査員も監査の時に品質マニュアルを改めて読むという方が多いと思います。
品質マニュアルは内部監査の基本文書となるもので、内部監査員は事前に必ず読んでおくことが必要です。加えて、品質マニュアルに記載されている標準書を事前に読んでおくことが推奨されます。
A社B事業本部の品質マニュアルの続きです。
【品質マネジメントシステム構成事項】
13 サービス
(1) OEM客先と契約において規定されている付帯サービスがある場合には,その契約に従う。
(2) 本社営業部は,顧客に対するサービス業務を主管し,B事業本部はそのサポートとして,次の業務を行う。
①サービス・パーツの供給 生産管理部
②市場クレームへの対応 品質保証部
③サービス・マニュアルの発行 品質保証部
④サービス・ツールの供給 品質保証部
⑤サービス教育の実施 品質保証部
☆サービス標準 KQM 124
サービス・パーツ管理標準 KPC 107
次回もA社品質マニュアルの続きを示します。
(つづく)