2022年5月23日に、日本の品質管理を先導している一般社団法人日本品質管理学会(JSQC)より、新しい規格「JSQC-Std 11-001:2022 TQMの指針」(1,650円)が発行されました。
 
この規格は、TQMを導入しようとする組織、導入し始めた組織、再構築したい組織などが、それぞれの実情に適したTQMの土台作りに役立つようにTQMの基本をまとめたもので、2021年1月の開発着手から約1年半の時を経て発行となりました。
 
日本品質管理学会からは既に、「方針管理の指針」「日常管理の指針」「小集団改善活動の指針」「品質管理教育の指針」「プロセス保証の指針」「新製品・新サービス開発管理の指針」など、TQMの活動要素についての規格が発行されていますが、その基となるTQM自体についての規格は作られていませんでした。
 
その理由は、TQMに画一的な型があるわけではなく、各組織が作り上げていくものであるとの考えによるものであったとのことです。
しかしながら、これからTQMを導入しようとしている組織にとっては、一つのかたちを示すことが有用であるという考えのとなり、「TQMの指針」が作成されました。
当指針の講習会も開催されますので、是非ご覧ください。
 
「TQMの指針」発行にあたって
https://jsqc.org/topics397/

 
「TQMの指針」サンプル
 
2022/8/25(木)「TQMの指針」講習会