テクノファの無料冊子4 | 平林良人の『つなげるツボ』

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■□■ 平林良人の『つなげるツボ』Vol.250 ■□■    
*** テクノファの無料冊子4 ***
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先週に引き続き、
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に関して簡単に各章の紹介をさせていただきます。
今週は第3章「PDCAを回す」となっています。

■□■ PDCAとは ■□■

会社は複数の人の集まり、つまり共同体です。そして会社にとって
大事なことは何よりも存続することです。会社の存続のためには
お客様に評価され、購入される製品、サービスの提供を続けなければ
なりません。

何をどのように作り販売(提供)していくかという計画を立て実践する、
ということの繰り返しが会社運営の基本です。
そのことを表すPDCAという用語と、その考え方は大変重要です。

PDCAとは4つの英語の言葉の頭文字をとったものです。
その4つの英語は何かと言えば、

・Plan
・Do
・Check
・Act

の4語です。

日本語で言えば、

・計画する、立案する
・実践する、実行する
・確認する、評価する
・処置する、改善する

ということになります。

■□■ PDCAサイクル ■□■

大事なことは、P、D、C、Aそれぞれがつながって一つのサイクルを
形成することです。PDCAサイクルという言い方をします。
サイクルという言葉自体、あまり聞きなれないかもしれませんね。
ライフサイクルとか核燃料サイクルという使い方をするのですが、
いずれにせよ、一つの輪をイメージするとよいでしょう。

上司から指示された仕事に一生懸命に取り組んで、期待された成果を
あげることはとても大事なことです。まずは上司に認められる仕事を
することが入社後の当面の目標になりますが、その際に、一つ注意
すべきことは、「木を見て森を見ず」ということにならないように
することです。

それと同じことがPDCAサイクル全体をしっかり見ることが大事、
ということにつながります。PDCAサイクル全体が理解できていると
やはり仕事の取り組み方、そして成果の出し方に違いが出て来ます。
PDCAサイクルは、A(Act)で終わりではなく、Aが次のPへと
つながっていくことによって、継続性(継続的改善)が生み出されます。

「PDCAを回す」という言い方もされます。周りの人との協調、連携を
意識することもPDCAサイクルを回す上で大事です。
節度をもって会社の同僚、先輩とのお付き合いをすることが期待されて
いるわけです。自分なりのやり方で周りの方と良い関係を構築していってください。
なお、経営管理のやり方は何もPDCAサイクルだけではありません。
あなたの会社ではPDCAサイクルを意識しているのか、それ以外の
手法を用いているのか、上司に聞いてみるのもよいですね。