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■□■ 平林良人の『つなげるツボ』Vol.252 ■□■
*** テクノファの無料冊子6 ***
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コロナの影響でイベント中止はなお10日くらい続くこととなりました。
ここでは、テクノファの無料冊子、
【新入社員向け】これならわかる!ISOマネジメントシステム入門読本
「ISOマネジメントシステム入門読本」(小冊子)無料進呈!
※現在は有料でのご提供となっております。
に関して簡単に各章の紹介をさせていただいていますが、
じっくりと読んでいただけたら幸いです。
第1章から第4章までは、会社員として最低知っておいてもらいたい話が
展開されていますが、第5章からは本冊子の核心「マネジメントシステム
を知ろう」になっています。
■□■ 指揮命令系統 ■□■
あなたの直属の上司が課長としましょう。課長の指示、命令があなたにとって
大事なことになりますが、課長もまた自分の上司からの指示命令を踏まえて
動いている、ということも理解すべき大事なことです。
課長の直属の上司が部長とすれば、部長の求めることは何か、ということを
あなた自身がわかっている必要があるのです。そして部長であっても、直属の
上司である役員、場合によっては取締役会からの指示、命令に基づいて動いて
います。そうするとあなたはその方々の意向も理解しておくべきということに
なります。
このように組織では上位者が下位者にどんどん指示命令を出していくことで、
一人では到底成し得ない大きな仕事を成し遂げていくのです。
■□■ 組織図 ■□■
あなたの会社には組織図があるはずです。コピーをとって手元においておく
ことをお勧めします。自社にはどのような部署があって、どのような仕事を
しているのかを理解するのにとても役立つものだからです。
一つの会社の中では複数の部署がそれぞれ相互補完をしながら仕事をしていき、
成果を上げていきます。複数の部署の連係プレーによって、仕事は完結して
いくことを覚えておきましょう。
■□■ 連係プレー ■□■
業務は個人商店でない限り、社内の他の人との連係プレーがあってこそ成り立つ
ものです。そしてその連係プレーのやり方は毎回同じになるように事前に
取り決めています。間違い防止や共有化のためにその取り決めを書面に書き落としたり、
場合によっては録画してビデオとして用いたりといった工夫をそれぞれの会社で
行って仕組み化が図られています。
その仕組み化が、上層部(役員)の経営方針に基づいて社内の全部署で行われ、
皆でそれを活用しているという状態であれば、その会社には立派な仕組みが
あると言えます。この全社的な仕組みのことをマネジメントシステムと呼ぶのです。
■□■ 唯一無二の仕組み ■□■
マネジメントシステムはその会社の業務運営の標準化、仕組み化を図った結果
生み出されるものです。会社運営の仕組みはその会社に根付いた風土とも密接に
つながります。だからこそその会社だけのものになるのです。
自社を知ることを更に深掘りしていくと、自社の「強み」を知ることにつながります。
自分の会社は何をセールスポイントとして日頃の活動をしているのか。
何がお客様に評価されているのか。そしてその強みはなぜ生まれたのか、そして
この先も生み出し続けることができるのか。これらのことはすべて自社の強みを
知らなければ答えられません。
その強みを社員の皆さんが理解しやすくするためにマネジメントシステムは存在し、
活用していくものなのです。また、どの組織であっても経営上の課題はあります。
課題に取り組むためには、その課題の見える化や途中過程における確認や評価、
そして最終決裁などの仕組みが必要不可欠です。
そしてこれらのこともマネジメントシステムの中に組み込まれているのです。