テクノファの無料冊子7 | 平林良人の『つなげるツボ』

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■□■ 平林良人の『つなげるツボ』Vol.253 ■□■
*** テクノファの無料冊子7 ***
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コロナの先がまだ見えませんが、テクノファの無料冊子

【新入社員向け】これならわかる!ISOマネジメントシステム入門読本

「ISOマネジメントシステム入門読本」(小冊子)無料進呈!
※現在は有料でのご提供となっております。

に関して簡単に各章の紹介をさせていただいています。

第6章は「ISOを知ろう」となっていますが、強調したいことがあります。
それは、ISOはあくまでも ひな形=モデルであるということです。
間違っても「自社のマネジメントシステム=ISO」とは思わないでください。

■□■ ISOは民間組織 ■□■

ISOは、International Organization for Standardizationの略称で、
日本語では「国際標準化機構」と訳されています。
ISOは、「国際的交流を容易にし、経済的活動分野の協力を発展させるために
世界的な標準化を図ること」を目的にしています。

ISOには、2019年3月現在、世界の163カ国が加盟しています。
ISOはスイスにある非政府機関、つまり一民間団体です。

■□■ ISOが発行する規格 ■□■

ISOが発行している規格は、そのほとんどが製品規格と言われるものです。
ネジという有形のもの(製品)の形状を規定する国際規格が、ISOが
発行している代表的な製品規格です。

2万を超えるISO規格ですが、このあと学ぶマネジメントシステム規格と
呼ばれるものはその内のごく一部です。
ISO 9001、ISO 14001等の規格が現在日本だけでなく、世界で活用
されているもっとも代表的なマネジメントシステム規格です。
製品規格のように有形のものを対象とするのではなく、組織運営の
あり方を規定した文書としてそれまでの製品規格とは全く別のものが
できたのです。そしてそのマネジメントシステムの源流は、1987年に
生まれたISO 9001です。

 
■□■ ISOマネジメントシステム規格の骨子 ■□■

2012年、ISOから共通テキスト文書というものが発行されました。
ISOがそれ以降発行あるいは改訂するマネジメントシステム規格については、
この共通テキスト文書をベースとし、その上で各分野の内容を盛り込む、
というルールとなりました。

(ISO業界内では同文書のことを附属書Lと呼んでいます)
この共通テキスト文書の章立てを以下に記します。
1.適用範囲2.引用規格3.用語及び定義4.組織の状況
5.リーダーシップ6.計画7.支援8.運用9.パフォーマンス評価10.改善

■□■ ISOマネジメントシステム規格の種類 ■□■

ISOマネジメントシステム規格は前項で説明した共通テキスト文書を元に、
実際に私たちが活用する様々な規格として発行されています。
あなたの会社ではどの規格の認証を取得しているかを確認しておきましょう。

ISO 9001品質マネジメント・・・世界で最も活用されているマネジメントシステム規格。
品質管理、品質保証に関わるマネジメントシステム規格、
ISO 14001環境マネジメントシステム・・・ISO 9001に次いで全世界で活用されている
環境管理を推進していくためのマネジメントシステム規格

■□■ ISOの認証を取得するとは ■□■

ISO規格の認証を取得する、ということは、あなたの会社がISOマネジメント
システム規格に基づいて日頃の仕事を進め、その活動内容が外部の第三者に
よって認められる、ということです。

そしてそれはビジネスを推進していく上で、取引先から評価される一つの
ステータスになります。

(1)審査機関(認証機関)との契約
(2)社内での仕組み構築
(3)審査を受ける