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■□■ 平林良人の『つなげるツボ』Vol.282 ■□■
― つなげるツボ動画版はじめました ―
*** 小骨の診断_内部診断と内部監査25 ***
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新型コロナウイルス終息後の世界について、予測も含めてこれ
からの変化を注視していく必要があります。そうした変化に備え
る意味でもこの機会に自組織の内部診断(内部監査)を行ったら
どうでしょうか。前回はサポート(支援)分野の総務プロセスに
ついてお話しをしましたが、今回からは小骨の診断についてお話
しをしてきたいと思います。
■□■大骨と小骨の診断■□■
内部診断には大骨の診断と小骨の診断があると「つなげるツボ」
Vol.256でお話ししました。繰り返しになりますが、組織の大骨の
診断は今まで20数回にわたり話をしてきました。
1.経営分野
・中期経営計画
・方針管理
・働き方改革
・SDG’s
2.プロフィットセンター(主要)分野
・研究開発プロセス
・企画プロセス
・設計プロセス
・生産技術プロセス
・購買プロセス
・製造プロセス
・サービス提供プロセス
・品証プロセス
・営業プロセス
3.サポート(支援)分野
・情報セキュリティプロセス
・会計プロセス
・総務プロセス
■□■ 小骨の診断対象例 ■□■
組織の大骨のプロセスの下には、業務展開された小骨のプロセス
が沢山あります。アメリカの大統領が表彰する品質管理のマルコム
ボルドリッジ賞事務局は、上位12の大骨のプロセスを下層の活動
へと3階層展開して一般的な組織のプロセス(活動)約400の活動
を示しています。
組織の第一線のプロセスにはこのように多く(約400)ありますので、
診断の対象としてより日常管理を取り上げる場合には多くのプロセス
から今課題になっている或いは強化すべきプロセスを対象とすべきだ
と思います。
この選択は組織の診断者がしなければならないのですが、テクノファ
では日常活動で常に問題視される整理整頓、文書管理、仕事の手順を
取り上げていますので、これからは次の小骨サンプリング例について
一つずつ説明をしていきます。
1.整理整頓
-図書
-文書
-PC
-プロジェクタ
-規格
-机上
2.文書管理
-検索容易性
-登録ルール
-サーバーホルダー構造
-タグ名
3.業務手順
-個人が管理する活動
-課長が管理する活動
などです。